anyogajo-zu’s blog

オタクの日記とかわいい犬の写真

2020年下半期摂取物記録

 

今年後半に読んだもの見たもの記録

 

 

 

【7月】

 

ジェンダーレス男子に愛されています/ためこう

人気モデルの彼氏がいる女が彼氏のファンをツイッターでチェックしてわかる〜!友達になりた〜い!て言うところ、ファンからしたらめちゃくちゃムカつくなこの女と思った

 

かぐや様は告られたい/赤坂アカ  1〜70話

新生徒会始動まで読めた

 

推しの子/横槍メンゴ×赤坂アカ

ジャンプラで読んでる  面白くなりそう

 

1日2回/いくえみ綾  1巻

 

TRUMP(舞台)

細かいことはわからんけど初めての繭期2020の第一夜でやってたやつ

ネヴァ界隈でよく見かけるので無料配信で見た

なんか堅くて難しそうだな舞台苦手なんだよなと思ってたら面食らうほどギャグが多くて(これでもシリーズでは少なめらしい)意外と柔らかかったので飽きずに見られた  面白かったです

ぼんやり見てたのもあってあんまりどこが好きとかないんだけどアレンが可愛いね

シリーズだとグランギニョルが好きな気がするので明日も楽しみ

 

グランギニョル

みっしりしてた〜〜……

ゲルハルト可愛かったですね

クライマックスで家系図がネヴァジスタ並にぐちゃぐちゃになってびっくりした

 

たーたん/西炯子  

LINE漫画で12話まで読めた

血の繋がってない娘に本当のことを打ち明けられない父娘の話

恋と軍艦の主人公もだけどこの、西炯子の女子中学生、可愛い見た目の割に強かでカラッとしてるし空気が読めない、でもやっぱり幼くて純粋  みたいなバランス感覚が面白くて好きだな

続きも読みたい

 

4巻まで読んだ

漫画がうめ〜〜〜!片岡さん?あの職場の若い子がたーたんにちゃんと恋してから急に可愛く描かれるようになったやつ好き(脇役が途中から丁寧に描写され出すやつが好き)

上にも書いたけどやっぱり女子中学生二人組が恋と軍艦の二人を思い出す距離感でめっちゃ良い   話があんまり進展しないんだけどキャラクターがめちゃめちゃ良いし漫画が上手いよ……

 

ハレ婚/NON   16〜19巻

ハレ婚!オモロ!!!ダメな男と情念深い女は最高!!!

龍之介推しなので「あんたは子供なんだね。弱虫で寂しがり屋のかまってちゃん。17年前のあの時の少年のまま」「やっと気づいてくれたんだね。嬉しいな」でめちゃめちゃクゥ〜〜!!!!!となりましたね

龍之介、千すぎる……精子がほとんど死んでるところとか……(お前の脳内設定です)

前に読んだ時はおっぱいのデカい第一夫人だから百さんをゆずにしてたんだけど(なので元彼が出てきた時ショック死した)、終盤読むとだいぶまどかだなって……夫が自分一人のものじゃないことに耐えられなくて離婚するしそれでも諦め切れなくて全員ぶっ倒そうとするのは百さんでしょ 

まぁ小春も百さんだしもはや全員百さんじゃないと嫌なんですが(崩壊)

結局勝利するのは小春なのかまどかなのかって感じだったけど最終回これか〜〜いや私は龍之介に幸せになって欲しいので良いんですけどここまで散々あれこれ言ってたのに子供ができたら解決かよ!ていう  いや良いんですけど   好きな漫画ではあります

 

進撃の巨人  30、31巻

リヴァイとハンジ、昔はピンときてなかったんだけど幹部がみんな死んで二人きりになってしまってからがすごい   男女リバ(恋愛ではない)というか……すごかったな……すごかった 

 

ベルサイユのばらエピソード1〜3

ベルばらの近年描かれた番外編集

一巻の最初がアンドレがオスカルに出会う前女の子の幼馴染がいたって話なんだけどその女の子はずっとアンドレを思ってたのにアンドレはオスカルにお前だけだぜ…(kiss)してイチャつくのがめっちゃ面白くてワロタ

 

宝石の国  11巻

パパラチアのおぐしが無事でよかった……本当に嬉しい……ボルツはね、目つきのキツい黒髪ベリショが好きなので正直あれはあれで……

いや〜〜!!ルチパパしか勝たん!!!!!!!!オシカプが最強!!!

パパラチアのルチルへの「愛」感じてよかったですね……パパラチア出てくるたびに超好きになっちゃう……

お誕生日会に出席してるルチパパもめちゃめちゃ可愛くないですか?ハァ〜〜もうこのまま眠ったパパラチアと狂人のルチルの二人きりでずっとずっと暮らそうね♡♡♡

ボルダイも大爆発でよかったですね   主人公の惨状は  まぁ   進撃もひどいけど宝石はその上を行くよ

私は別にカンゴーム嫌いじゃないんだがただただエクメアとのいちゃつき方が気持ち悪くて春子は気持ち悪いカップルを描く天才か?と思う

好き宝石はパパラチアとラピス・ラズリです(そうでしょうね)

 

【8月】

 

お別れホスピタル/沖田×華  4巻

 

神学校-Noli me tangere-/PIL/SLASH

面白かった〜〜!これまた個別で記事書きたい

 

神学校 The Gift/PIL/SLASH

 

殺人出産/村田沙耶香

思いがけずSFだった  全体的に気持ち悪くてよかった

 

極主夫道/おおのこうすけ   1〜4巻

ウェブでずっと読んでたんだけど家族にもウケてよかった  主婦の解像度が高い

 

八雲さんは餌づけがしたい/里見U

だらだら読んでたが余計なエロとかもなくわりと心穏やかに読めた

しかし未亡人の旦那が学生時代の先生でめぞん一刻!!!となった  様式美なのか

 

 

恋ひめやも(BLCD)/英田サキ

受けの声がアレでアレな関係で聴いた

婚約者のいる攻めが同窓会で再会した恩師に惚れていく……と言う話なのだが、惚れたのを自覚したなら婚約者とは早く別れてくれ   

受けがとにかく面倒臭くて自分に自信がなくてウワ面倒くさ……………と思うが声も相まって可愛いのは可愛く、小冊子の後日談SSとかも可愛かったです

攻めが女を抱いてきたんですよって嘘ついて受けを妬かせるところでキャ〜〜////キャ〜〜////と大騒ぎしてしまいましたね

しかしもっとこう攻めがハワワしてる方がいいな……そういうBLCDないの?(なさそう…)

冊子で声優が思いっきり顔出ししてたりフリートークとかつけられてるの見てこういうの需要あるんだ……と驚いたんだけど、声優の文化って馴染みがないから興味深い

ていうか声優ってBL作品に出まくってるんだからこの人たち普通にBL文脈に詳しいしエロ消費されることにも慣れてるんでは??と気付いてどきっとしましたね  

このCDも元が小説なんだけど、最近商業BL小説文化にも興味があるので人のお勧めで一般文庫化してるやつを図書館で予約した  楽しみ

 

 

嫌な奴/木原音瀬

おもしろかった!!!好き  

攻めのことを嫌いな受け視点で、付きまとってくる攻めにずーっとイライラしてるという話なんだが、もうまったくラブ要素がなく、こんなボーイズラブがあっていいのかよという感じで面白かった

三浦(攻め)が子供っぽくてか弱くてワガママで怖くて可哀想で好みの男だった   コテージに置いていかれて取り乱して探し回って倒れるの可愛いと言ったらあれだが愛しい  でもそういうのにまったく絆される様子がない受けも徹底している

でも初版限定ペーパーでは身体の関係を持ったからかズルズルになっており、箱庭感が良かった

 

 

【9月】

 

占星術殺人事件/島田荘司

まだ途中   読み始めはオッ面白!と思ったし続きは気になるんだがいかんせん探偵と助手が手元の資料読んでるだけで半分が経過してしまったのでも〜!長いよ〜〜!になってる

「性格がひねくれているから、君があまりぼくのところへ来られなくなると淋しいから、就職は辞めてほしいと素直に言えないのだ」しみじみと壁に貼りたい

 

終わった!!!も〜!長いよ〜〜!でも面白かったです

ミステリあるある読者を惑わすための過積載無駄情報、読んでてしんどいのでなんとかなりません?なりませんか……

石岡くんの調査のくだりを真剣に読んだこちらの気持ちは……(なんとなく察してはいるんだがそれでも流し読みするのは躊躇われた  石岡くんは私に感謝してくれ)(竹越文次郎も感謝してくれ)

でも石岡くんが僕のやったことはまったく無関係で無駄だったのか……みたいなこと言った時どう見ても無駄なんだがそうズバリは言わず「関係なくはないけど知らなくても解けるよ」とか「無駄足ということはないだろう、明治村が観れたじゃないか」とか柔らかい言い方してるの御手洗♡♡となった   御手洗は石岡くんが好きということがはっきりわかる

あと御手洗が全然真相にたどり着いてないと悟った時の石岡くんがこの友人があの横柄な刑事の前に跪くことは許せない、御手洗はどこかへ隠して私一人で対決するか、みたいに言うのも 𝑳𝑶𝑽𝑬 だった

「こんなふうに彼は常識というものがまるっきりない男なので、だから誰かが横にいて、食事をしろとか、そろそろ眠る時間だとか指示を与えてやらないと、間違いなく長生きはできないだろう」

つーか石岡くんは御手洗以外に友達がいないらしく、逆に御手洗は京都に泊まらせてくれる友達がいるの意外なんですが   へぇ〜

島田荘司の煽りが二回も挟まってワロタ

一篇残してる短編集を読みきってから異邦の騎士を目指して順に読んでいきます

 

 

秘密/木原音瀬

メーチャメチャメチャよかった!!!!!!面白かった!!!!フォロワーの推し作家を信じろ

死体埋めBL、やっぱり死体を埋めた後カーセクするのが作法なのかな!?

余裕がない男と余裕がない男の組み合わせで地獄地獄地獄かと思ったがラストの破れ鍋に綴じ蓋が沁みた   啓太の依存体質だいぶ不安だったが数年後もうまくやってるようでよかった

不器用で純朴な攻めの丁寧で上手すぎるセックスにめろめろになる神経質男運悪受け、素直に「良」だった    膝に乗せて抱きあう描写が多くて可愛かった

優しくて子供っぽくて泣き虫で鬱陶しくて真面目で嫉妬深くてっていう充のキャラがめちゃくちゃ可愛い攻めで絶妙だった

榎本さんエロいな〜〜と思ってたら二篇めでひっくり返ってしまった    こんなんオタク全員榎本さん好きじゃない!?エロすぎ

一篇め読んでて私は年齢だけにこだわる女じゃないわよと思ったのに二篇めでやっぱり悪い年上受けが……最高……!て犬のように走り回ってしまいましたね   浮気に一切のためらいがなく他の男と寝ることをたまには息抜きさせてくれよとかいうの最悪でヒィ〜wwwて声出た   充はかわいいな……充と榎本さんの行為もねちねち読みたかった   しかしこの一冊は完成された完璧な存在です

過去を知ってからだと本編で榎本さんが充に甘々なのがめちゃくちゃグッとくるね……

次は美しいこと行きます  箱の中とHOMEとセカンドセレナーデも読みたい(メモ)

 

こどもの瞳/木原音瀬

セールで買った

体験したことのない読み味だった

ツイッターで見ると著者もファンも初心者向けみたいに言ってるけどそ、そうかなぁ!?

幼児退行した兄×シングルファザーの弟で、兄×弟なんだけど幼児退行時のやりとりは記憶なくした兄が弟のことをお兄ちゃん扱いするせいもありほぼ完全にショタおに

エロ展開も完全にショタおにのそれで精神は幼児の兄とセックスするのはいけないことだと分かりながら快楽堕ちする受け、かなり良かったです

ていうか途中までこの設定でエロを入れるとは信じられなくてエロがない本かなと思ってたのにあんな……お兄ちゃんチンチンから白い膿が出てくるよぉのプレイをされるとは……萌えました

でも記憶戻ってからの兄×弟はやはりというか好みではなく、兄は分かりにくいだけで本当は優しいし弟大好きというのは察せるんだけどいかんせん描写が少ない!好みの攻めじゃない!

終わり方がここで終わり!?てくらい思い切ったぶつ切りというか、個人的には文庫化で書き下ろされたという続編がないとこの兄弟がハピエンだと感じられなかった……

でも木原さんの作風なのかな、他に読んだ二作も不穏なところでブツッと終わって続編で間接的にうまくやってるのを描く感じだったので  語り過ぎないというか……この技は面白いし思い切りがすごいと思う

続編のこどもの瞳2は小学生と教師が一瞬恋人になる話なんだけど、この教師が教師として全く信頼できないため教職をやめろーッ!!!て超絶怒ってしまった  小学生男子はかなり魅力的なショタ攻め(おそらく)なんだけどその攻めに思い切り寄りかかって恋してる教師があまりにも大人の自覚がなくて震えた……キレそう……

最後まで読んで気づいたけど一冊を通してのテーマが「子供に恋する大人といなくなってしまう子供」なのかなぁと思いました

子どもの仁はいなくなってしまったし城太郎も成長してしまった、それをバッサリ書いてるのが独特だなぁ

 

 

君のことが大大大大大好きな100人の彼女 /中村力斗・野澤ゆき子   1〜30話

面白い面白いとは聞いていたが面白かった……これまで一話に何度か挑戦して脱落してたんだけど我慢して読んだら二話のファーストキスの話が狂ってて面白かった  そのあとは一気に読めた

もう第一印象から分かってたが凪乃が好き(分かりやすすぎる)  くすりの大人版も好き  見た目だけでなく精神年齢が上下するという設定が良い   人形遊びに照れてるのがツボだった

あと女装恋太郎がめちゃくちゃよかったですね……俺は攻めの女装が……好きだ……ッ!という気持ちになった

はかりとからねの百合絡みが天才   あと絵がうますぎるためエッチなシーンがエッチで最高  キスゾンビ回のちゅっちゅシーンえっちすぎて最高だったしちょいちょい挟まるちゅっちゅが本当にエロくて最高

へたにジャンプラで何度かチョロ読みしてたせいで〇〇とか〇〇が追加戦士なことを知っててネタバレなしに読めばよかった!!と後悔

「目があったら恋に落ちる」のギミックをうまく使ってるのが感心する  キャラの名前も良い

正直100人は無理でしょと思ってるが面白いので読んでいきます   クオリティが高い

プール回で感じた既視感これハレ婚だな……平和なハレ婚

 

カラオケ行こ!/和山やま

よかった   狂児えっちすぎる

「この車の助手席に座った人間はなんでか俺から離れられへん。女も。聡実くんも。乗り心地がよろしいんでしょうなぁ」

 

有未さんと卯月くん/さり

う〜〜ん恐ろしいほど趣味が合う(特に南の島の設定……)  トータルではコンビニ店員の話が好きですね   有未さんの名前のギミックは感動した

 

セカンドセレナーデ/木原音瀬

木原マラソン4冊め

表題作が本命だったので1本めは我慢しながら読んだんですが(それでもきついところは飛ばしてしまった……)表題作もあんまり合わなくて辛かった

受けが「性格が悪い」というキャラ付けなんだけど確かに嫌味っぽくて高慢かもしれないけど実際は攻めのことだいぶ甘やかして受け入れてくれてるように見えるので、そういう受けを見下して俺が変えてやるとか言いつつ自分もいいように利用したりチケット破り捨てる攻めの方が絶対性格悪い!!!!!

そのくせ受けだけボロボロになって攻めはそんな受けすら好奇心で見放してショック受ける様子を楽しむというドS胸糞っぷり  ヤバすぎ

木原さんラブラブ描写やエロ描写より何より受けがクソミソに言われる描写が丁寧すぎる傾向がある   なんで橋本さんが家族になじられる描写を橋本さん視点で書き直す必要あったんですか?そういうヘキでしょ絶対

基本が意地悪な攻め×天の邪鬼受けで、攻めの意地悪さが半端じゃねえ

特にセカンドセレナーデは全員性格が悪いと言って過言じゃないのに受けだけが過剰に悪く言われてる印象があってあまり感覚が合わなかったですね……

でも美しい受けが攻めのことをさかりのついた犬扱いしたり高慢な振る舞いするところ自体はめっちゃ可愛いし、何より何より後日談が萌える………………!!!!!!!!!

木原作品、散々辛い目に合わせてから後日談の他人視点BLで飴を与えられてそれに喜んでしまうという……やりくちにハマっている……

「わがまま」が掛川×橋本の話だと思ってなくてめちゃくちゃ嬉しかった!!視点人物のマネージャーがまた性格悪くてまた性格悪い男に橋本さんが見下されるのか……て思ったけど掛川が橋本さんを大事にしててそれがよかった 

掛川が橋本さんを現場に連れてきて甲斐甲斐しく世話するところエ!?ジカプじゃん!?て思ってしまいましたね(現金すぎる)(ジカプではない)

監督もこれ橋本さんの片思いしてた男ちゃうかと思ってたら別にそんなことなくてなんやねーん!となったけど後日談でいい味出してる

人当たりよくて才能もある掛川が橋本さんに関してだけヤバ男になるの萌えるんだが!?!?!?そしてちょっと揺さぶられただけで監督のところに泣いて逃げる橋本さんも可愛いんだが!?!?!?最初からこのノリでいいじゃん!こんな萌えるのも書けるのになんで!?!?と思ってしまいますねしょうみ

「わがまま」世界線の掛橋はめーちゃ萌えます……「いじわる」の明智はええ加減にせえと思いました

 

 

【10月】

名探偵傑作短編集御手洗潔編/島田荘司

数ヶ月前に人に借りてちまちま…ちま…と読んでたやつ   つまり今月読んだのは最後の「SIVAD SELIM」だけなんだが御手洗何者やねん

一人称ぼくなのがかわいい

「石岡君、ぼくはコーヒーね」かわいい

 

斜め屋敷の犯罪/島田荘司

マジで館にヤバい生き物が住んでんちゃうか・絡繰人形が動いて館の周りを這い回ってんちゃうかと思わされて楽しかった   パンとハムはオラウータンでしょ

御手洗の狂人ムーブたまらん   女二人の喧嘩に怯えて隅で縮こまる探偵助手が可愛かったし「どちらが勝つかと思いまして」好き

狂人ムーブと言いつつ最初から全部計算してるから御手洗めちゃくちゃ有能でびびっちゃうね

「彼は友人の石岡くんです」て北海道まで仕事にマジでただの友人連れてきてて公私混同がすごいぜ

解説で綾辻行人館シリーズは斜め屋敷の影響と語っており、その館シリーズの影響を受けて殊能将之鏡の中は日曜日が出たことを知ってたので流れが繋がってオモシレ〜となった   館も読みます、読みますよ

 

違国日記/ヤマシタトモコ  6巻

孤独とか静寂の表現が朝にとっては砂漠だけどえみりにとっては海(人それぞれである)というのがよかった

 

異邦の騎士/島田荘司

「御手洗は最初、面倒臭そうに蚊の鳴くような声で歌っていたが、上手だねと言うと途端に声がでかくなり、こっちの五倍くらいの大声でがなりたてはじめた」可愛すぎる  なんだこれ

御手洗なんでこんなに幼女みたいな…………幼女なのか?

荒れた良子や益子の奥さんの描写が胸糞エロ漫画じみてて具合悪くなっちゃった

「あんたなんか一人でどっかへ帰っちゃいな!私なんかとは違うのよ!清潔マン!」の罵倒なんかぎこちなくて笑う

殺人犯した描写から石岡くんじゃないのかなと思ってたがまさかそう来るとはね……記憶喪失だから友達いない(占星術殺人事件の描写)のかな?と思ったがそこは素で友達いないのかよ

石岡くんが良子の思いを何一つわかってなかったところから偽造記憶の奥さんの様子に一切気づいてないところが作られたんだろうなと思うと本当に石岡くんは鈍くさすぎるし悪質な訪問販売に気をつけてほしい

ラストの御手洗かっこよすぎる  異邦の騎士って石岡くんのことかと思って読んでたからイヤーッ!何!?になっちゃった

良子と話すことなくなってたから御手洗といるほうが楽しい・毎日御手洗の事務所に通いつめるが御手洗はいつも受け入れてくれた のくだりマジでなんなんだよ

強くて賢くて美しい御手洗が「僕だって一人ぼっちだ」て言うの切なくて無理   あんなに仲良くしてた石岡くんにあんなふうになじられる御手洗で心がぐちゃぐちゃになった

御手洗はかわいいけど石岡くんがアレすぎて石御に自信なくなってきた……御手洗が弱ってる占星術が一番石御だった……

御手洗、石岡くんと一緒に調査して徐々に真相を掴むというより石岡くんが見当違いのことしてるうちに御手洗は全部とっくに分かってるみたいな感じじゃん……そんな役立たずの石岡くんが御手洗は大好きというのは萌えるんですけど石岡くん捨てられるんでしょ!?助手を捨てるな!!!!!!

 

 

ソウナンですか?/岡本健太郎さがら梨々  6、7巻

7巻を買ってから6巻を買い逃していたことに気づいた

率直に申し上げてしおんとほまれのカップリングが好き   みんなほまれのこと好きだし……とは思うがしおんが頭一つ抜けてないですか?贔屓目ですか?

エイの調理法が出なかったことで気づいたが私がこの漫画に一番求めているのは珍食材の捌き方なんだな……まぁ絵はめちゃくちゃ可愛くて好きなんですけど……

でも船作るのはめちゃくちゃワクワクするので次巻楽しみだ

 

箱の中(講談社文庫)/木原音瀬

おも!しろ!かった!!!!!!!!!!!

攻めがまた秘密と同じような純朴執着成人ショタでめっちゃめっちゃ可愛くてたまらなかった まぁなんでこんなに可愛い子がこんな辛い目に遭わなきゃいけないんですか?てズタズタになる展開でしたが……

おかず分けてくれたり絵を描いて見せてきたりおまえは何もできないからなって受けの面倒見ながら受けに感謝されたり褒められたりしたい攻めがほんと〜〜〜〜にかんわいくてドツボ

暗い始まりからの可愛い攻めにグッときた箱の中のラストでうそでしょぉ!?と思わされてからの脆弱な詐欺師の前半でズタズタになって、檻の外でもズタズタになったけど、脆弱な詐欺師も含めて締め方が鮮やかで面白かったです    芝さん本人の情報はろくに描写されてないのに格好良すぎでしょ

刑務所内での二人の距離の縮まり方が丁寧で繊細で、喜多川の幼い言動がすごく上手くて上手〜〜て感心してしまう

受けが他の男に手を出されてブチ切れる攻め、このシチュ自体は正直チャチだなと思っちゃうところあるんだけどこの本における描写としてはドドドドド萌えた   それがもたらす結果が辛いが……

「相手の子供と結婚したがるBL」が概念として好きだったけどプロの作品で実際見せられると苦しくて悲しくてだけどめちゃくちゃ萌えた……もう喜多川の言動全部ツボなんだけど「おまえに子供できたら(転生するために)死ぬ」とか「これ(娘)が十六になったら俺にくれ」「一人くらい俺にくれてもいいと思うくらい子供作れ」とかスタンディングオベーションだよ

言葉の意味を知らなくて少し間を置いてから意味を聞いてくる喜多川と優しく教える堂野のやりとりが好きすぎる……喜多川かわいいけど生い立ちの不幸を原因とした幼さをかわいいって言っていいか分からなくて切なくてつらい……

執着が重くて怖いのも確かなので、軽々しく堂野に喜多川を受け止めてやれとは言えず、だけどあんまり喜多川が可哀想すぎるよ〜〜😭て思ってたからハピエンでよかった…………

あと妻のキャラクターが生々しすぎる

喜多川、娘のこと本当に嫁にするつもりで大事にしたんだろうから「俺が悪いことをしたから穂花は連れて行かれたのか」ていうところめちゃくちゃ切なくてグチャグチャになった

秘密もかなり好きだったからな〜とは思ったけど箱の中の方が物語の揺さぶられ方としては面白かったかも……まさか終盤家族の話がああなると思ってなくて濃密すぎて大変だった

秘密の方が好きなサブキャラもいるし充分面白くてちょうどいい揺さぶられ方だったんだけど箱の中は先が読めなくてめーちゃ面白かったですね……未収録番外編も読みたいけど高騰している…!

 

野蛮な恋人/成宮ゆり

兄貴の凶暴でハイスペな元カレ(元タチ)を受けにするノンケ年下攻めっていうのが完全に好みのシチュだから読んだ

攻めが最初は小市民的で真面目硬派ぶってるのにだんだんコイツめっちゃ非童貞でイケメンだな?と周りの反応とか言動から分かってくるのがよかった   信頼できない語り手だ

全体的な設定は好きだけど展開が古典的というかあんまり男だ女だで悩んでゴタゴタするの好きじゃないからア〜〜という気持ちにはなる

自分が初めてなの隠して処女抱いたことあるか?あるなら良かったって言う受けは可愛い

眼鏡かけて髪結った受けが勉強教えてくれるんだけどメチャクチャスパルタ!さっきまで可愛い顔で喘いでたくせに!ていうのベタだけど大好きだな

山城が女だったら抱いてたんかい  みたいな微妙さがある  いやそんなことないと思うけど「山城が男だから抱けない、智也を抱けるのは特別だ」じゃなくて「愛している智也以外は男でも女でも抱けない」と読めるようにして欲しかったっていうか……

いわゆる「男が好きなわけじゃないけどおまえは特別だ」感があってそれが微妙だったかも   まぁ昔の本だから……でもこれが商業BLの標準と言われたらやっぱり基本的には商業BL合わないな……最近の作品だとまた違うかもだけど

木原作品に疲れてライトな話読みたいと思って読んだのに結局木原作品の完成度を再確認してしまった    本当に悪くはなかったんだけど    箱の中読んだ直後じゃ比べる相手が悪い(セカンドセレナーデはクソ文句出たので箱の中だったのが本当に悪い)

 

美しいこと(講談社文庫)/木原音瀬

箱の中→美しいことのコンボ、どう考えても木原音瀬の信者になる   なった

ほんっっとうによかった   寝る前に読んで眠れなくて結局起き出して朝方まで読んでしまった

締めが好きすぎて言葉にならない   しかし箱の中もそうだが続編のラブラブ編を入れて再販してくれ   生殺しが過ぎる   でも「美しいこと」の終わり方はこれが完璧完璧完璧すぎてこれ以外考えられん

ウワーーーーー図書館で借りたけど愛しいこと目当てでノベルスの下巻も手に入れるけどでも文庫版も自分で買います

箱の中読んだときはまだ冷静でいられたが何も冷静な話できない   一個前でBLの「男は好きじゃないけどお前は特別」が嫌って書いたけどそこを真っ向から切り込まれてバラバラになった

序盤の人魚姫みたいなやりとりでめちゃくちゃに萌えていい本だなと思ってたけど、中盤でどうしてそんなことするの????て作者の肩揺さぶってしまうくらい傷ついて、傷ついて……本当にここからのラストまでの持って行き方は天才的の一言

う、うめ〜〜〜〜〜やっぱり木原音瀬さんてこの世で一番BLが上手い方なんですか?

美しいことはマジで読者の感情高低差のコントロールが異常に上手い

未読でこの記事読んでる人がいたら悪いこと言わないからこの下は見ずに自分の目で現物を確かめた方がいいです   悪いこと言わないから   以下具体的な話

 

好きなところ   寛末の膝で眠る葉子、自分の部屋にはそぐわない高級な猫がいるような気がします、寛末に茶のひとつも入れたことない葉子、キスは気持ちいいのにウィッグがずれるから逃げなきゃいけない葉子、もう誰にも君を見せたくない触らせたくない連れて帰って僕だけの宝物にしたい、寛末と会うときはスカートしか履かない葉子、初詣で頑張ってお洒落して靴擦れした葉子を姫抱きする寛末

ズタズタになったところ   ホテル、ホテル以降全部

ホテル、まじで松岡の期待を込めたホテルであんなことになるのがきつくて、そんなのってないよ……てしばらく読み進められなかった

女装がばれるわけにいかない、正体を隠して付き合い続けることはできないと思ってとる松岡の行動が寛末から見たら完全に思わせぶりな態度とる謎めいた魔性の美女になってる描写がうますぎて最高にニヤけた

初めてキスするシーンとか雨の中で待ち合わせのところ完全にミュウイチゴと青山くんやからな(これ通じる?)

喋れないもどかしさが人魚姫を彷彿とさせてバリバリに萌え申し上げた   その後の惨劇も知らずに

正体隠してるのも萌えるけど早く本当のこと言いなよ〜と思ってたらアレですからね   能天気な自分を呪ったね

女装がバレる前と後で作品性がガラッと変わるし後半読みながら崩壊する寸前で読むのやめればよかった……て何度思ったか   前半があんなに可愛くて萌えるから後半が本気で傷つくんだよ……

ここまで読んだ木原作品おおむね執着攻め→凡人受けが基本だったので執着攻めには移入しつつも受けにあんまり思い入れを持てなかったんだけど松岡ががね〜〜可愛くて……やっぱり恋する男の味方なので私は……

あと美しいことのキャラは他作品より圧倒的に現実味があるし生々しい   最初の印象は松岡が要領の良い少し酷い男で、寛末は不器用すぎるいい奴なのに最後にはすっかり逆転してるのが上手い  人物像は完全に一貫してるのに

優しくて不器用なところが好きになったのに振られてからはそこにイライラしてそれでも好きで、なんでこんな男が好きなんだってなる恋愛ではありがちな感情の描写が並みじゃなく上手い   もう全部がうますぎて2秒に一回うめ〜〜て声出る

木原作品恐らくハピエンになると頭ではわかってても幸福な結末なんか想像できなさすぎて真剣にハラハラするね   美しいことはハピエンと言っていいか微妙だけど男を好きになることを受け入れるのに時間を要してモタモタ手際悪く遠回りをしてしまう寛末が最後まで松岡を待たせてしまうあの終わり方なのがすごくすごくすごくすごく良かった

「自分だけを好きだと、ほかが目に入らないぐらい好きだと言って。こんな気持ちから、早く助けて……」本っっ当に松岡かわいい

セックスシーン、正直そこまででズタズタになってたから寛末が松岡にたつということに喜んでしまったけど今思うとあの寛末は完全に葉子しか見ていないからなんも喜んでいいところじゃなかった  最悪だよ

松岡は寛末にかなり最初から好感持ってたしベタ惚れなのに寛末の悪いところには厳しいことを言って、寛末は葉子=松岡のそういう美しくて優しいのに厳しいところが好きなのだ、というの良いな〜良すぎる

松岡、人が良くてかわいいな……最初は冷たい印象なのにめちゃくちゃ気遣い屋なところ普通に人が良い……それがただ実直で嘘をつけない寛末と違う種類の人の良さであるのも本当に人間の描写が上手いことよ……

好きなところに葉子のシーンばかりあげちゃったけどキャンプ場の車でのやりとりとか二度と会わない代わりに時計が欲しい松岡とか踏切でわざと転んで転んだら優しい松岡は足を止めてくれるってわかってる寛末も全部好きです  全部好き   ひとつひとつのエピソードが最高に繊細

「同性であることが障害になる話」ではあるんだけど同じテーマでなかなかこれ以上のものは無いだろうなと感じた   凄かった

性別を偽って恋仲になるとか既婚者BLとかは王道でキャッチーな題材なのにここまでの完成度のもの見たらもう書くのも読むのもそうそう手を出す気にならん

 

 

【11月】

センチメンタルフレンド/木原音瀬

ヒモ受けということで読んだが表題作全然ピンとこないんだが!?ツイッター人間が言う木原作品の「これは初心者向け」全然信用できん

ダメ人間の受けと生真面目な攻めがグズグズの生活を通して離れられなくなる話という萌えは理解するんだけど攻めがDV野郎すぎて他のことなんも入ってこなかったという   いくらなんでも受けに対する態度の落差激しすぎん?私の木原作品における好き嫌いも激しすぎん?褒めでも文句でも長くなるから感想いちいちすげえ長いんだけど

でもよく考えたら木原作品のセックス、今の所ほぼほぼレイプやからな   純朴かわいいショタ攻め♡とか言っててもレイプはあるからな   かわいいから総合的に目をつぶってるだけで本当はレイプすな!!!!!!!と思ってるよ

え〜〜ヒモ受けで甘々初心者向け♡とのことだったから期待してたのに残念や   これから書き下ろし分読むからそっちが甘々なんでしょうけど攻めがDV野郎すぎてこの後どうなろうとちょっと……殴る蹴るの暴力あるやつはなるべく避けたい……

 

愛しいこと(美しいこと下巻)/木原音瀬

前評判でラブラブ続編なんだろうな🥰て思って読み出したら本編の一番辛いところと同じ辛さを味あわされてマジ泣きしてしまった(盛りでなくマジで涙が出た)

最後のホテルのシーン読みながら全身が刺されたように痛くなってなんだこれは!?と思いましたね   寛末に対するふざけるなよの気持ちと萌える気持ちと松岡哀れかわいいの気持ちで全身が燃えるように痛かった

松岡可愛かったな……松岡可愛かった……最後の怯えてる松岡もめちゃくちゃ可哀想だけど可愛かった…………

葉子と寛末のエピソード萌えてたけど今となってはあの寛末は松岡を好きなわけじゃないからと思って読み返すのが辛い……それほどズタズタにされた……

たしかに愛しいこと読んでたら美しいことだけでは全然終わってないわな……はぁ……寛末は美しいことだけでスルッと成立するような生半可な面倒くささではないということなんだろうけどめちゃくちゃ辛かった    もっとラブラブパートに尺割いてくれ

松岡は葉子を好きで熱心にアピってくる寛末に恋したのであって松岡に対する寛末を好きになったわけじゃないじゃん……こんなの不毛だよ〜〜てオイオイ泣いてた

寛末視点は寛末の嫌なところが際立ちすぎててこの人は外から見ると癒し系で鈍臭いところも可愛いのかもしれんが本人から見ると当然そんなことはないので嫌な奴でキツかった

な〜〜にが「愛しいこと」や   ラブラブっぽいタイトルつけるな騙されたやろ(言いがかり)

愛することが真のラブラブ続編だったようなので復刻を心待ちにしています……希望送ろう……

 

プラチナエンド /大場つぐみ小畑健  1〜12巻

デスノの反転漫画にしてバクマンの作中作っぽい漫画  

死神⇄天使、神になるためにガンガン殺す主人公⇄神になりたくないし殺しもしたくない主人公   という感じ

2巻までが面白かったので読んだけど少女の描き方が気っっ持ち悪いな……特にメトロポリマンのすべてがキモいんだが、妹とか猫耳とか球場の少女とか勘弁してくれ屋なんだよね   別に今に始まった事ではないので忘れて読んだ私が悪いんだけど大場小畑コンビ、女キャラ出さないでくれ   キモく描こうとしてキモくなってるのか素でキモいのか境目が曖昧すぎる

あとポリマンの学校の制服すげえな

六階堂さんとかポリマンの友人くんと厨二少年のくだりとかはわりと好き

天使はみんな可愛いね  バレが好きだったんだけど退場してしまって寂しい

六階堂さんの娘のドレスに合わせて大きくなってあげるねのところは良かったんだけどこれ結局その後落とすための描写でアーアー   デスノで見たやつ  秘密で見たやつ  キツかった

 

アンという名の少女(ドラマ)

暗い   おしんのようだ

 

 

【12月】

ブルーピリオド/山口つばさ 8巻

 

鬼滅の刃/吾峠呼世晴 20〜22巻

いぐろさんの過去重すぎビビった

若い隊員たちが柱の肉壁になれーっ!て特攻していくところただただ辛すぎて無理だった

 

チェンソーマン/藤本タツキ 6〜7巻

鬼滅と合わせて人間がまっぷたつになる絵を飽きるくらい見た

早パイと天使、「ある」じゃんと思った

 

御手洗潔のダンス/島田荘司

オタサーの姫の話御手洗キレすぎ 女嫌いだよね御手洗

エモの話なんだろうがオタサーの姫という概念が生まれた現代になっては囲いの男たちが「騎士」なのも笑ってしまう

 

推しが武道館いってくれたら死ぬ/平尾アウリ 7巻

涙でてきた似合いすぎて なぜならオタクだから

 

ディアマイン/高尾滋

ショタヒーローかわいすぎる 年下攻めが報われると嬉しい

しかしもう昔の少女漫画のノリについていけなくなってしまった……次ゴールデンデイズ読む

 

おいピータン!・おいおいピータン!/伊藤理佐

パルシィでちまちま読んでいた

伊藤理佐の漫画大好き!!恋と食がテーマのオムニバスっていうのもうまい!

おいおいの方、無印より若干例え話が突飛な話が多い気がする…

 

ペンとハウス/家田明歩

読み始めた時飼い主の男がなんかクズ攻めっぽいなと感じた